第一線で活躍する大学の研究者が学校を訪問して授業をしてくださるという、産経新聞社の企画「博士の出前授業」が本校で行われました。

1月22日、「博士の出前授業」が5年18組でおこなわれました。授業してくださったのは、京都大学大学院教授で農学博士の谷坂隆俊先生です。先生は「植物育種学」の権威で、イネやダイズなどの農作物の品種改良研究では第一人者です。

この企画は、日本の小中学生の理科離れを何とかしようと、産経新聞社が企画したもので、今回がシリーズ第1回です。初回の大役とチャンスを本校がいただいた理由は、産経新聞の担当記者の方が、本校で昨年の7月におこなわれた、「触(さわ)れる地球」の取材に来られ、地球の環境問題について授業をしてくださった竹村真一京都造形芸術大学教授の説明を聞く4・5・6年生たちの態度と、先生の質問に対する反応がとても良く印象的だったということでお鉢が回ってきたというわけです。

<山の家で4,5年生が行った田植え・稲刈りの映像を谷坂先生にも見ていただきました>

今回の谷坂先生の授業も、去年の時とたがわぬ好奇心・探究心が18組の教室にあふれました。前日、産経新聞社が作ったタブロイド版のカラーのレジュメを配って少し予習をしていたせいもあり、意欲満々で授業に臨みました。小学生に教えるのは初めてという谷坂先生の手探りも、子どもたちの高い知識にたちまち不要となり、先生の用意されたパワーポイントのスライドを飛ばすことなく、「博士の出前授業」が進められました。

<事前に子ども達に配布されたタブロイド版のレジュメ>

授業のハイライトは、約1万5千年前の姿を今に残す野生のイネの実物を児童一人ひとりが手にとって観察できたことでした。昨年、今年と2度、山の家で稲作を体験し、イネについてすでにモチベーションができていた児童にとっては、すばらしい発展学習となりました。

詳しいことは、全国版で紹介された、翌23日付の産経新聞朝刊の記事をご覧ください。
(産経新聞社の許可を得て、記事を掲載します。)


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