11月24日、本校NDシアターで茶釜についての講演会が催されました。これは、「みこころ会」「アニュスマリーの会」、そして本校の現役の父母の会茶道サークルという、茶道の3つの会の合同例会として行なわれたものです。

「みこころ会」「アニュスマリーの会」は、茶道サークルのOGの会ですが、特に「アニュスマリーの会」は、お子様が本校を卒業されてまだ数年という保護者を対象とした会です。これまで、「みこころ会」と現役の茶道サークルとの例会は毎年、行なわれてきましたが、「アニュスマリーの会」を含めて、3つの会のメンバーが一堂に会すというのは初めてのことでした。


講師は、千家十職の釜師で、十六代の大西清右衛門氏です。大西氏は、大西家の当代としてだけではなく、「大西清右衛門美術館」の館長・理事長を兼ねながら、「京都市芸術新人賞」「京都府文化賞奨励賞」などを受賞された著名な釜師です。同時に、氏はノートルダム学院小学校の卒業生です。
本校としては、とても誇らしい卒業生を迎えた日となりました。

1時間あまりの講演では、伝統を重んじながら、新しい技法の開発に日夜、腐心されている大西氏の熱い思いと実践が、その穏やかな語り口から強く感じられました。本校は、児童数からするとわが国の私立小学校としては五指に入る大規模校です。児童の規模も大きければ、父母の会やその傘下のサークルも大きく、歴史と伝統に守られた絆があります。この日、NDシアターには、半世紀を超える本校の強い絆が感じられました。