7月7日、6年生を対象に「リレー講演」が行われました。

「リレー講演」とは各界で活躍中の卒業生が、後輩である在校生のためにご自身の経験や専門分野についてお話しくださる特別な授業のことです。今回は、本校第8回卒業生の脳神経外科医 塚原徹也先生が「脳のしくみと働き~脳神経外科医による脳の話~」をテーマにお話しくださいました。

校長先生から塚原先生が子ども達に紹介されました。独立行政法人国立病院機構 京都医療センター脳神経外科部長でいらっしゃる塚原先生ですが、校長先生が昔担任した“教え子”であり、子どもの頃はこの小学校の校舎で同じ制服を着て学んでおられたそうです。

 
 

脳神経外科医とは、脳や神経の病気を主に手術することで治すお医者さんのことだそうです。脳や神経についてのお話を医師の立場からお話しくださいました。

 
 

脳の果たす重要な役目についてや、脳の病気についてのお話を子ども達にもわかるようにお話しくださいました。脳の重要性とともに病気の恐ろしさを知り、先生のお仕事が多くの人々を救っていることがわかりました。お話と合わせて、実際の手術などの映像も見せてくださいましたが、苦手な人は見なくてもいいと言っていただいたにもかかわらず、ほとんどの子ども達は目をそらさずに見ていました。命と真剣に向き合う先生のお仕事の現場を少し垣間見させていただきました。
(先生のご許可をいただき、子ども達がどのような映像を見て学ばせていただいたかをお知らせするために、あえて画像を掲載します。)

 
 
 

子ども達からは先生のお話に対して次々に質問が出ました。「手術で血管に入れた風船がつぶれたらどうなるのか」、「動物の脳を人間に移植することができるか」、「iPS細胞の可能性について」などの疑問にわかりやすく答えてくださいました。

 
 
 
 

本校では6年生は6コースから選択する「ディスカバリー」(修学旅行)に行き、1年間をかけて卒業研究に取り組みます。どのコースにも共通するテーマは「命」、「生きる」です。
特にディスカバリー鎌倉・東京コースでは、今年度も心臓手術のライブ映像を見せていただいたり、病院で医療の現場を見せていただいたりしましたが、どのコースにおいても「生きる」こと、「生き方」について考えを深めます。

 

命と向き合うお仕事について聞かせていただいた6年生の子ども達は、「命について」や「健康の大切さ」をはじめ、さまざまことを先輩から学びました。