10月24日、1年生の大茶会がNDホールで行われました。今年の大茶会のテーマは「いのちのつながり~感謝~」です。1年生がそれぞれお客さまをお招きし、感謝の気持ちを持っておもてなししました。

本校の総合的な学習は、6年間を通して、「感謝」「命」「平和」「生きる」などをテーマに学びます。
1年生はNDタイム(総合的な学習の時間)に学んだ礼法をいかし、家族―おばあさん、おじいさん、お母さん、お父さん―をお客さまとしてお迎えしたこの大茶会で、感謝の気持ちを表現しました。

 

壇上には、本校卒業生である未生流笹岡 次期家元 笹岡隆甫先生(華道クラブ講師・サタデーアクティビティ親子華道教室講師)が華道クラブの子ども達と一緒にいけてくださった美しいいけばなが今年も飾られました。
子へ孫へと、御所車の車輪が回るように次世代へとつないでいく「いのちのバトン」を表したといういけばなについて、ビデオレターを通じてお話を聞きました。

 

礼法で学んだことを1年生の子ども達が発表します。真・行・草のお辞儀、お茶のいただき方などを詳しく説明し、実演しました。

 

続いて、本校の音楽科 寺下教諭が作詞・作曲した「いのちのうふふ」を全員で歌いました。「ありがとう、ありがとう、このいのちのリレーを」「ありがとう、ありがとう、生まれてきてよかった」という子ども達の歌声に涙する方もおられました。

 
 

その間、NDホール後方のついたての向こう側では、父母の会茶道サークルをはじめとしたお母様方が立ち働いてくださっていました。子ども達が調理実習で作ったお菓子をお客さまにお出しできるように準備してくださいました。お菓子の名前は「かがやき」です。一人ひとりが皆、輝くようにと子ども達がつけた名前です。

 
 

気をつけてお菓子を運び、ていねいにお辞儀をしてお出ししました。手作りのお菓子を前に、会話もはずみます。お客さまに喜んでいただけました。

   
 
 
 

お盆を引いて、いよいよお茶をお出しします。お茶碗は子ども達が自分で絵付けをしたものです。

 

練習の成果を発揮して、お茶を点てました。おもてなしの心が伝わり、お客さまはうれしく目を細めて子ども達を見ておられる様子でした。

 
 

お茶を飲み終わった後、絵付けしたお茶碗をお客さまが愛でてくださり、子ども達が世界にたったひとつしかない自分のお茶碗に何を描いたのかお話ししました。

   

最後は「葉っぱのフレディ」の発表です。リレー音読をした後、本校の音楽科 寺下教諭がこの日のために作った「葉っぱのフレディ」を歌いました。「いのちのつながり」について、大人もあらためて考えさせられます。お客さまも聴き入ってくださいました。

 
 

感謝の気持ちを伝えることができ、無事に大茶会は終了しました。お茶碗とともに、子ども達が自分で染めてざぶとんにかけた布もお家の方に持ち帰っていただきました。

 

無事にお茶会を終えることができた子ども達は、緊張もとけて無邪気にお家の方に手をふってお見送りをしました。

 

お客さまが帰られた後、お世話になったお母様方に感謝の気持ちを込めて礼をしました。お母様方は片付けもすべて引き受けてくださいました。

 
<茶道サークル・本部役員・文化委員のお母様方、大茶会を支えてくださり、ありがとうございました>

まわりの人々への感謝、また、いのちのつながりにも感謝することがこれからも子ども達の心に根づいていくことでしょう。

 

すばらしいお茶会になりましたことを、支えてくださった方々、
お越しくださったお客さま、皆さまに感謝いたします。